役員報酬はいくらがお得?
2025.05.26 更新
目次
会社経営をしていて、毎月の役員報酬をいくらにするか毎年迷われる方が多いと思います。
今回は会社の利益別に役員報酬をいくらに設定すると、個人・会社の手取り額が最も多いのか解説させていただきます。
なお、今回は弊社のお客様で最も多い年齢層である40歳未満の方でシミュレーションさせていただきました。
※扶養控除、生命保険控除や寄付金控除等の所得控除は無いと仮定して計算しております。
役員報酬計上前利益が1,000万円の場合
以下の表のとおり、社長の役員報酬は年収200万円に設定することで個人・会社の手取り額が最も多い結果となりました。
今回所得控除が無いと仮定して計算しているので、所得控除を考慮すると年収200万円~400万円くらいに設定されてはいかがでしょうか。
役員報酬計上前利益が2,000万円の場合
以下の表のとおり、社長の役員報酬は年収500万円~1,100万円の範囲に設定することで個人・会社の手取り額が最も多い結果となりました。
この年収の範囲だと小規模企業共済の加入をオススメしておりますので、少し高めの1,000万円前後くらいに設定されてみてはいかがでしょうか。
※小規模企業共済についてはこちら
役員報酬計上前利益が3,000万円の場合
以下の表のとおり、社長の役員報酬は年収600万円~1,200万円の範囲に設定することで個人・会社の手取り額が最も多い結果となりました。
今回のケースも2,000万円のところでオススメした小規模企業共済の加入をされた方が良いと思います。
まとめ
今回は会社の利益別に役員報酬をいくらに設定すると個人・会社の手取り額が最も多いのか解説させていただきました。
今回のシミュレーションでは扶養控除、生命保険控除や寄付金控除などの所得控除を考慮せずに試算しております。
詳細の設定は顧問税理士と相談して決めることをオススメしております。
また、毎月の給与を減らし、賞与で支給することで社会保険料を抑えることもできますので、その場合は役員報酬の年収を上げても良いかもしれません。
スタートアップサポート総合会計事務所では、個人・法人をトータルで考えて、最も手取りが多くなる節税をご提案しております。
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